平成28年度大阪府立高校入試について

17:47:00
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お守り 合格祈願
先のエントリに引き続き,平成28年度の大阪府立高校入試について記していきたいと思います。

大阪府立高校入試について

すでに書いてきたことですが,大阪府立高校入試は28年度入試から大きな変化が生じます。

大阪府立高校入試の次年度以降の変化の簡単なまとめ

  1. 府立高校入試は入試形態の変化に伴い,一発勝負化回し合格の実施
  2. 公立高校の出願時には自己申告書の記載・提出が必要
  3. 内申点は相対評価から絶対評価に変更
  4. 自己申告書と内申書の「活動/行動の記録」欄も公立入試に影響
という形で,かなりの変更が出ます。
内容の大半は,以前の「平成28年度以降の大阪府立高校入試の大きな変更予定」というエントリで書いた内容と重複してしまいますので,詳細はそちらのエントリをお読みください。

さて,次年度入試の要注意点を次に記したいと思います。

入試日・入試科目

特別選抜について

特別選抜はこれまでの前期試験を実施してきた課程のうち,実技試験や面接を課す学科特別選抜として実施されます。特別選抜の出願日~合格発表までの日程ですが,大きくは次のパターンになります。
  1. 出願:2月2・3日→視唱・専攻実技:2月14日→学力試験・聴音:2月22日→合格発表:3月1日
  2. 出願:2月15・16日→学力試験:2月22日→実技検査:2月23日→合格発表:3月1日
  3. 出願:2月15・16日→学力試験:2月22日→面接:2月23日→合格発表:3月1日
という形になっています。
それぞれのパターンに対応する学科は次の通りです。

  1. 音楽科
  2. 造形・美術・デザイン系の学科,体育系の学科,芸能・演劇系の学科
  3. デュアル総合学科・エンパワメントスクールなど

一部の選抜方法については省略しています。

特別選抜の試験日程は,基本的に前期日程を踏襲したものとなりますが,学力試験の科目数は一般選抜(以前の後期試験)と同じく5教科試験となって重量化します。理・社も合否に大きく影響するようになりましたので,理・社の勉強もしっかりやっておく必要があります。

一般選抜について

一般選抜は,後期試験の日程・試験科目(5教科)をベースとしつつ,普通科だけでなく専門学科の一部も組み込む形で再編されています。

それに伴って,同じ高校に一般選抜で受験できる複数の学科がある場合,それぞれの学科を第一志望・第二志望……として出願することができます。ここら辺は複数の学科やコースを持っている私立高校の入試と似たようなものです。

合格もそれぞれの合格ラインから順に決まっていくことになりますので,第一志望で不合格でも第二志望以降の学科で合格になるということもあります。

なお,試験日程は次の通りとなります。
出願:3月3・4・7日→学力試験:3月10日→合格発表:3月18日

こういう状況ですから,文理科などの人気学科設けられていたりする高校は普通科の方も激戦になることが予想されます。

合否判定の新しい基準

これまでは学力試験での得点と調査書の得点(+実技試験の得点)ですべて決まっていたのですが,28年度からはここが変わる予定です。

以前に府教委が発表した改善方針では,ボーダーゾーン内に入った受験生のうち,自己申告書の内容と内申書の「活動/行動の記録」の記載内容が,各高校の方針(アドミッション・ポリシー)に極めて合致する場合は得点の総合点に関係なく優先的に合格させることとなっています。

受験生にとっては,普段の学校での行動状況が内申書に記載されることになるでしょう。そういった点では,受験生は公立入試対策の一環として普段の学校内での行動も気を付けなければなりません。

最後に

28年度以降の大阪府立高校入試は,5科目での学力試験,自己申告書・内申書の制度変更など無視できないことが多くあります。

今はまだ1学期の5月ですが,府立高校入試の一発勝負化に伴う激戦化という簡単に予想できる状況を考えれば,今から勉学に励むことや授業態度を良くすることなど取り組めることはたくさんあると思います。

今の段階でライバルに差を付けられるよう,やることをやらなければならないと言えるでしょう。

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